浜松市立が創部10年目で初の8強入りを果たした。

 2-4と逆転されて迎えた4回表に打者10人の猛攻で6点。終盤にも加点した。

 中川真之佑右翼手(3年)が流れを呼んだ。3回のピンチに今大会初登板。1点を失ったが、4回には「スライダーは当てられると思った」と片手でバットを操り中堅前に落とす技ありの勝ち越し打を放った。8回には「直球を狙った」と2点二塁打。勝利の瞬間はマウンドで迎えた。

 春までエースだった中川は「1番がもらえなかったのは悔しいけど割り切って打撃で助けようと思っている」と話すように、自らの投球を楽にする打撃をみせた。

 次戦は25日に4強をかけて静岡商と対戦する。中川は「いかに強い気持ちでやれるか」と気合を入れ直していた。