史上8校目の春夏連覇を目指す敦賀気比(福井)ナインは、第3日第2試合で明徳義塾(高知)と対戦することを歓迎した。相手は6年連続出場の強豪で好カードとなった。さらに同日第1試合には注目の早実が登場する。「お客さんも多いと思います。そういう中でプレーできるなら気持ちも高まります」と、センバツ準決勝で満塁弾を連発した松本哲幣外野手(3年)が意気込んだ。

 百戦錬磨の明徳義塾・馬淵史郎監督(59)は「(エースで4番の)平沼投手に打たれてはいけないだろう。バッテリーが打てば勢いがつく」と警戒警報発令だ。その平沼翔太(3年)には、昨夏準決勝の大阪桐蔭戦5回12失点降板の屈辱を晴らす大目標がある。「大会第1日でもいけるように準備していました。この夏は球速(最速144キロ)アップにこだわりたい」と、心のギアを上げた。【宇佐見英治】