元巨人捕手の原俊介監督(38)が率いる東海大静岡翔洋が、初戦の2回戦で静岡市立に4-3で逆転サヨナラ勝ちした。

 06年に現役引退後、今年4月から初めて高校野球の指揮を執る同監督にとっては、夏初陣を白星で飾った形だ。

 同校は第4シードで臨んだが、序盤に3点を奪われて、選手に焦りが出る中、原監督は「低めに手を出すな。諦めず、白球に思いを込めろ」と鼓舞し続けた。

 殊勲の一打を放った1番曽根渉内野手(3年)は「監督はずっと下半身を使えと言われていました。その成果が出ました」と言い、原監督は「やってくれましたね」と曽根を手放してたたえていた。