二松学舎大付のプロ注目左腕、大江竜聖投手(3年)が決勝を前に姿を消した。5回に5点を失い、6回1死後に降板した。投球数145。最速149キロを計測しながら、3度目となる満塁のピンチで崩れた。

 7回、自ら本塁打を放って反撃したものの届かなかった。「疲れはなかった。調子もよかったのに、打たれるのが怖い感覚になった。初めてです」。相手校歌が流れる中、涙が止まらなかった。