作新学院・鮎ケ瀬一也捕手(3年)が勝ち越し打を放った。

 4回、同点に追い付き、なおも無死満塁の場面で初球を中前へはじき返した。

 エース今井を支えた女房役は「自分が決めてやるというつもりだった。歓声がすごかった」と感慨深そうに話した。

 両脚をつった影響で8回からは控えの仲尾に交代した。「最後まで(球を)受けたかった」と苦笑しつつ「仲尾がいいリードをしていた。勝てたのでうれしい限りです」と満面の笑みだった。