高校野球特集の第3回は、日刊スポーツ記者が全国の話題の選手にスポットを当てる。

 春の茨城県大会1回戦で県新記録となる1試合26奪三振を樹立した笠間・藤田彪吾投手(3年)は、こだわりのさわやかな髪形で最後の夏に臨む。

 「春の26奪三振は実感がなかった」とあっけらかんと話すも、10日に行われた結城一との練習試合では9回を投げて9つ三振を取った。「三振の数よりも、まずは初戦を勝ちたい」とはにかみながら闘志を燃やす。