「立教イヤー」にする。立教池袋(東東京)が開幕戦を8回コールド勝ちで制した。先発・小幡圭輔投手(3年)が8回1安打無失点の好投。最速138キロの直球を主体に、9三振を奪った。東京6大学リーグでは立大が35季ぶりに優勝。全日本大学野球選手権も59年ぶりに制した。打っては8回にコールド勝ちを決める適時打を放った小幡は「いろんな人から、立教の時代と言われる。流れに乗って、勝ち上がっていきたいです」と話した。

 小幡はこの夏、昨年の雪辱に燃える。3回戦の小山台戦。初回に10点の援護を受けながら、7回7失点で降板し、12-14で大逆転負けを喫した。雨での中断を挟んだ一戦で力尽き「最後までマウンドを守りきれなかったのが悔しかった。自分の気持ちが弱かった」と胸に刻んだ。昨秋以降、雨の中でのブルペン投球や走り込みで心身を強化。最速は5キロアップの139キロに更新した。「去年の借りを返したいです」と覚悟を示した。【久保賢吾】