鍛治舎巧監督(66)が今夏限りの退任を表明している4季連続出場の秀岳館(熊本)は、6-4で98年大会で優勝するなど2年連続17度出場の名門横浜(神奈川)を下し悲願の初Vへ好発進した。

 先発の最速148キロ左腕、川端健斗投手(3年)が強気の内角攻めで6回2安打1失点と好投。2番手の田浦文丸投手(3年)が7回に3ランを浴び2点差となったが、チーム一丸で逃げきった。川端は「自分が崩れても田浦がいるので思いきり投げました」。強力打線の強豪相手に序盤から全力を注いだ。