花咲徳栄(埼玉)は西川愛也外野手(3年)の3安打3打点の活躍などで10点を奪って、前橋育英(群馬)に快勝した。

 打って良し、走って良し、顔も良し。プロ注目の花咲徳栄・西川が3安打3打点の活躍でチームを2年ぶりの8強に導いた。1回に左中間への先制適時三塁打。50メートル走6秒2、埼玉大会で2本のランニング弾を放った快足を飛ばし、三塁到達タイムは今大会の三塁打(30本)で最速の11秒08を記録した。(データ提供・ベースボールライター小関順二氏)。

 4回には2点適時二塁打、8回にも右前打で、本塁打が出ればサイクル安打と固め打ちした。初戦で2安打も2回戦は無安打。カバーするように、後輩の4番野村が本塁打を放った。「今度は俺が打つ」と野村に宣言し、臨んだ試合で決勝打をマーク。試合後はテレビ3局の取材を次々と受けた。小顔でイケメンの人気者は「日本一を目指しているんで、次もしっかり勝ちます」と端正なマスクを引き締めた。