兄弟で大舞台へ! DeNA細川を兄に持つ明秀日立(茨城1位)の細川拓哉投手(2年)が、完投勝利でベスト4を決め、春夏通じて同校初の甲子園出場に当確ランプをともした。

 9回149球、15安打5失点もゲームセットまで1人で投げ抜いた。「途中で勝ちの意識が強すぎて焦りましたけど、これ以上は点をやれないという気持ちで投げました」と最後は気迫で押し切った。4回までに2失点を許したが、味方打線が4回に6安打6得点で逆転。機動力を使って追いすがる健大高崎(群馬1位)を振り切り、勝利のガッツポーズを決めた。

 兄はCSで適時打を放つ活躍で日本シリーズ進出に貢献し、弟も「5番・投手」としてベスト4の原動力となった。「兄が頑張っているので、刺激になっています」と振り返った。