昨秋の東北大会を制した聖光学院(福島)が、5年ぶり5度目のセンバツ出場を決めた。

 昨秋の明治神宮大会初戦の創成館(長崎)戦で最後の打者となった主将の矢吹栄希(はるき)内野手(2年)は「神宮大会ではチームとしても個人的にも、考え方が甘かった。甘さが弱さ。攻撃でも守備でも動物的、本能的に食らいついて、日本一になりたい」。福島県大会、東北大会計8戦80得点の強打を武器に、東北勢初優勝に挑むつもりだ。

 斎藤智也監督(54)も「春のセンバツは投高打低。それでも強打のチームで春を迎えたい。早く出場回数と敗戦の数を違う数に変えたい。初めて東北を制しての甲子園なので、日本一を狙っていこうと、楽しみができた」と手応えを得ていた。