敗れた山村国際だが、渡辺大智内野手(3年)が気を吐いた。途中から出場し、3-9と6点を追う9回裏、先頭打者として出場。

 相手エースのスライダーを見事にたたき右前打を放った。一塁塁上でど派手なガッツポーズを見せたのにはわけがある。この日は18歳の誕生日。快打で自らの節目を祝った。「自分の分と、これまで育ててくれた親の分のガッツポーズです。仲間が続いてくれてなおさらハッピーでした」と渡辺は会心の笑みだった。渡辺の後、3長短打が飛び出し一時は3点差まで詰め寄ったのだが…。渡辺も試合中に脱水症状が見られ球場詰めの看護師に出場しないよう言われたが「出てよかったです。ほんとうれしかった」と元気に話した。