八王子北の投打がかみ合い、8回コールドで初戦を突破した。先発した羽佐田拓哉投手(3年)は8回5安打1失点(自責0)の好投。「初戦なので丁寧に投げられました。ツーシームがよかった」と打者の手元で曲がる球を中心に試合を組み立てた。打っても2回の第1打席に、先制の2点適時三塁打を放つなど2安打。「先制できてよかったです。自分を楽にできた」と振り返った。

 攻撃面では、1番右翼で先発出場した小海凌士馬外野手(2年)が輝いた。8回にランニング本塁打を放つなど、3安打4打点の活躍。「全力で振った結果です。まさかランニングホームランになるとは…」と驚いた。内田健太郎監督(29)も今日の勝利について「小海の活躍に尽きる」と目を細めた。

 昨夏のベスト16の記録を超えるため、西東京を勝ち上がる。次戦は15日、日大二に決まった。