第100回全国高校野球選手権記念大会の年に創部100周年の伝統校、鹿児島実が、元プロの佐々木誠監督が率いる鹿児島城西を下し8強入りした。

 投げては、先発の立本颯投手(3年)エース吉村陸矩投手(3年)で1失点完投リレー。2回に先制すると、5、6回に犠牲フライで着実に加点するなど、チャンスで必ず得点する試合巧者ぶりで接戦を制した。

 宮下正一監督(45)は8強に「秋春と優勝できなかった。選手にその悔しさを出そうと話してきた」と、気迫の勝利を喜んだ。