県伊丹が、執行大成投手(2年)らの継投策で4回戦へ駒を進めた。

 1点リードで迎えた8回、2年生エース執行がリリーフとしてマウンドへ上った。内藤祐司監督(35)も「投げさせるのは想定外だった」と、緊急登板。先頭打者に四球を許したが、味方の守備にも助けられ、2イニングを1安打無失点に封じて逃げ切りに成功した。

 接戦での登板に、執行は「(投球内容は)今日は60点。先頭打者を出したのはチームにダメージを与えた。守りに助けられた」と反省も口にした。内藤監督も「(四球が)もったいない。まだ2年生だなと思う」とあえて辛口評価。県伊丹は県内に現存する第1回の地方大会に出場した5校のうちの1校。オールドファン悲願の甲子園初出場を目指す。