ゴジラもビックリの“本塁打競争”だ。星稜が金沢学院に22-0で大勝、2年ぶり19度目の夏甲子園出場を決めた。1試合3度の2者連続アーチなど主将の竹谷理央外野手(3年)が4発、南保良太郎内野手(3年)が3発と2人で大会1試合最多となる7本塁打など記録ずくめの猛攻だった。

 星稜・山下智茂総監督は、南保と竹谷の打撃について「振りがシャープだね。下半身を使ったスイングだからよくボールが飛びますよね」と目を細めつつ、教え子だった松井氏の高校時代と比べると「スケールが違う」と辛口だった。「松井は反対方向に打てる。ライト方向に打ったってあんまり評価はしないですよ。反対方向に打てるようにならないと甲子園では打てない」と話した。