土浦日大(茨城)は、2年連続で初戦で姿を消した。

 先発し、7回2/3を5失点(自責3)だったエース富田卓投手(3年)は試合後、涙が止まらなかった。報道陣からの質問を受けた際も、しばらく応えられず。「悔しいです」と絞り出した。

 調子は「30点」と、直球にキレがなく万全ではなかった。4回までは走者を背負いながらも粘っていたが、5回にコンパクトに振る興南打線につかまった。連打を許すなどし、2失点。8回2死でマウンドを降りた。

 昨夏も初戦で敗れており、悔しさを胸に成長した。昨冬は肉体改造に着手し、3カ月間で13キロ増量。スピードも増した。「県大会では自信をもって力勝負ができていた。(甲子園では)もっと冷静になればよかった。ふがいない投球で、みんなに申し訳ないです」と話した。