日本のエースは、オレだ! 高校日本代表は初実戦となる立大との練習試合(7回打ち切り)で3-1の逆転勝利を飾った。背番号11の柿木蓮投手(3年)は、最終の7回に登板。大学生を相手に3者連続三振で、試合を締めくくった。

集結した8球団21人のスカウト陣の前で、最速146キロの直球と変化球を織り交ぜ連続三振。最後も変化球で空振り三振を奪い、12球で試合終了だ。「(大阪桐蔭でもバッテリーを組む)小泉が良いところを引き出してくれて、結果につながりました」。直前のブルペンでは感覚が良くなかったが、コーチ陣から「3者三振で締めてこい」と送り出され、見事に応えた。

投手陣では吉田に注目が集まるが、甲子園優勝投手は柿木。永田監督は、合宿当初から「投手は、甲子園決勝を戦った柿木と吉田が中心」と2人に期待を寄せる。吉田と同じく甲子園での全6戦に登板したが「疲れはまったくない」と笑顔。今日28日の壮行試合にも「もちろん、投げるつもりでいます」と力強い。大阪桐蔭では中継ぎも経験済み。「リリーフでは、打たれているイメージがない。自信を持ってやれます」。どの役割でもこなすつもりだ。【保坂恭子】