99年夏の甲子園で全国制覇を達成した桐生第一(群馬)の福田治男監督(56)が、退任したことが31日、分かった。福田氏は「非常に残念です。今は秋季大会に向かう生徒のことが第一ですから」と複雑な心境を口にした。

福田氏は85年の創部と同時に監督に就任し、春5度、夏9度甲子園に出場。春は8強が2度、夏は優勝1度、4強1度の実績を持つ。センバツは16年に出場しているが、夏の甲子園は08年から遠ざかっており、今夏の群馬大会も2回戦で敗退していた。さらに8月には部長が体罰問題で解任されていた。

福田氏の退任は30日に学校側から生徒、職員、野球部の保護者に通達された。