秋季高校野球県大会の決勝と3位決定戦が今日29日、静岡・草薙球場で行われる。東海大会(10月20日開幕、三重県内)出場は上位3校。残りの切符1枚を争う3位決定戦では、17年ぶり2度目の出場を狙う加藤学園(東部1位)と3年連続24度目出場を目指す静岡(中部5位)が対決する。両校とも鍵を握るのは「5番捕手」だ。
加藤学園のバッテリーは、ブルペンで静岡の各打者と「対決」していた。主将で捕手の林口泰地(2年)は言った。「対戦が決まってから、静高の試合映像を見て研究しました。相手の弱点などは頭に入っています」。エース肥沼竣(1年)に把握した特徴を伝え、シミュレーションを重ねた。
相手は伝統校の静岡。厳しい戦いになることは覚悟している。「クリーンアップは警戒しています。3番の斎藤来音内野手(2年)は経験がある選手なので、最大の警戒心を持って臨みます」。だが、気後れするつもりもない。「投手陣も調子が良いので、気持ちで負けないようにしたいです」。攻撃面でも、強気に打ち勝つ意識を高めている。「みんなでつないで、機動力も使いながら攻めたい。自分は5番なので、走者をかえす打撃をしたいです。必ず東海大会へ行きます」。
13年秋の監督就任以降、甲子園に近づけないでいた米山学監督(40)も「静高を意識しないわけではありません」と言いながらも、「天国か地獄かという試合。まずは自分たちの野球をして、結果はそれからです」。かつては亜大の主軸を打った元大学日本代表で、4年時には大学選手権優勝。栄光を知る指揮官は「すべては仲間のおかげでした」と当時を振り返り、「このチームも林口を中心にみんなで支え合っている。全員で勝利を目指しますし、何とか勝たせてあげたいです」と言葉に力を込めた。【河合萌彦】

