プロ注目の近江・北村恵吾内野手(3年)が、プロ志望届を提出せずに大学へ進学すると明言した。

8強入りした今夏の甲子園では、3回戦の常葉大菊川戦で4打席連続タイムリーの離れ業を見せるなど大活躍。その時点ではプロ志望届を提出する方向だったが、甲子園終了後に約10回にわたる家族会議を行い、大学進学を決めた。

北村は「大学で頑張ろうと決心しました。自分は何も考えずにプロに行きたいと思っていたけど、兄に『今プロ野球に行って1軍で出られるんか』と言われて、活躍できる自信はなかった。(その言葉が)一番大きかったです」と話した。卒業後は、4年後のプロ入りを目標に大学で鍛錬を積むつもりだ。

この日は8回に5点目の適時打を放ち4打数1安打1打点。台風24号の影響で日程が短縮されたため、1位の4校を決める3日の2回戦が、高校野球生活最後の公式戦となる。