横浜が11-2で桐蔭学園を下し、秋季神奈川県大会優勝を果たした。

1番小泉龍之介外野手(2年)が、2日連続の逆転弾でチームを勝利に導いた。1点を追う2回1死二、三塁。慶応との準決勝で、左翼への逆転サヨナラ本塁打を放った小泉が、この日は右翼への逆転3ランを放った。「後ろにつなごうと意識した結果です。手応えは完璧だったんですが、ファウルになるかと思いました。いい感じに飛んでくれました」と汗をぬぐった。

自分なりの1番打者を目指す。新チームからリードオフマンを任され「四球を狙いすぎてバットが振れなくなっていました」と1番の役割に悩んだ。準々決勝の東海大相模戦後に平田徹監督(35)から「もっと甘い球が来たら振っていけ」と声をかけられ、考え方が変わった。「直接は言われてないけど、攻撃的1番を目指せってことかなと」と迷いは消えた。

秋季関東大会(20日開幕、山梨)で結果を残し、センバツ出場を切望する。「ずっと行けていない。2勝以上して自分たちの代で出られるようにしたい」。14年以来春の甲子園に立つため、1戦1戦勝ち上がる。