智弁和歌山が1時間50分の降雨中断を挟みながらも、先発の池田陽が9回2失点の好投でベスト8入りを決めた。平成ではセンバツ最多となる27勝目。

試合前から悪天候が予想されたが、雨でも強さを発揮。中谷仁監督(39)は「辯天さん(学校が辯天宗の系列)は水の神様。雨が降っている時は強いと高嶋先生(前監督)もよく言っていました」。5得点も、15安打と打線は好調だ。

◆智弁和歌山・高嶋仁前監督のコメント 投手が頑張ってくれた。勝因は池田。(平成のセンバツ最多勝)選手が頑張ってくれた。(自身が最多勝を挙げた際も雨)勝ったと思った。雨の中でもうちは練習しているので。甲子園は雨でもやるので普段のことができた。

◆平成最多勝利 智弁和歌山は平成以降、春夏通算63勝目。トップの大阪桐蔭に並んだ。