阪神のレジェンド左腕が高校野球の監督として再び甲子園を目指す。今年11月、浪速(大阪)の監督に遠山昭治氏(52)が就任した。
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遠山監督が投げ方やタイプの違いをそのまま生かし、伸ばそうと期待する浪速2年生投手5人衆。相手打者をひと周りずつ抑えることが今の目標だ。
右アンダースローの中村映斗はシンカーが武器。「体が柔らかいので1月からアンダーに変えました」。
右サイドの内藤将也はスライダー。ツーシームが得意。「どこでも使える投手になりたい」。
右上投げの本格派溝端大旺。ロングもできるリリーフ投手。「直球とカーブしかないので、この冬に球種を増やしたい。直球も135キロくらいなので140までいきたい」。
現在エース格の村上真基は左上投げ。最速133キロながら、数字以上のキレで勝負する。「左打者の内角にも強気に攻められるようになりたい」。
左の技巧派・武内恵吾は球種も多く緩急が持ち味。「もっと直球を速くして緩急を大きくしたい」。