青森山田の花巻シニア卒団コンビが勝利を手繰り寄せた。先発した背番号10の高橋主樹投手(3年)が打たせて取り5安打完封。「投手戦になったので、粘り強く投げようと思っていました」。

打線では7回2死から、川原田純平内野手(3年)が0-0の均衡を破る左中間への決勝ソロ。「(高橋が)頑張っていたので、先制点を取りたかった」と援護した。高橋は「純平とはリトルシニアからの付き合いで、心が通じ合う仲。ホームランを打った時は、ベンチで涙が出そうになりました」と感激した。

▽東奥学園・小野魁斗投手(3年=強豪相手に2失点完投も)「青森山田は甘く入ったボールを見逃してくれませんでした。終盤にコースが甘くなり、後悔しています。勝ちたかった」