鵡川の4番佐々木隼斗捕手(3年)が攻守で勝利に貢献した。

1回1死三塁で先制の中前適時打を放つと、捕手としても先発右腕の稲葉美徳(3年)、8回から2番手で登板した左腕の西川皓太(2年)を好リード。「2人とも変化球で打たせて取るタイプ。うまく投げさせることができた」。24日の初戦室蘭工戦と合わせ、3安打5打点とバットが好調。「みんなが僕に回せと言ってくれるので、気持ちが入る」と仲間に感謝した。

▽鵡川・阿部柊希主将(3年)「チャンスで1本打てていたことが良かった。自分たちの元気、一気、本気の「三気野球」を発揮することが出来た。南大会でも引き続き全力プレーを出していきたい」

▽鵡川・鬼海将一監督(36)「主将と副主将が、自分の思っていることを代わりに言ってくれるので、頼もしかった」

▽浦河・阿部健太監督(31)「打って勝つ野球をやってきたので、5点取られたことより6点取れなかったことが敗因。今年はいろいろなことがあったが、みんな諦めずに最後まで、よくやってくれた」

▽浦河山田陽斗主将(3年)「コロナ自粛期間は体を動かす場所を探して浜辺や牧草地や山の中で、密にならないように練習してきた。敗れてしまったが、自分たちで考えながらやる期間があり、精神的に成長することができた」