高崎健康福祉大高崎のプロ注目左腕・下慎之介投手(3年)が4回無失点被安打1の好投を見せた。直球とスライダーを中心に、奪三振は7。全てが空振り三振と的を絞らせなかった。下は「自分の思ったところにある程度投げられたと思う。調子はいい方」と状態の良さをアピールした。

スタンドには、プロ7球団13人のスカウトが視察に訪れた。広島の高山健一スカウトは「今までも何度か見てきたが、今日はその中でもかなり調子が良い日だと思う。これからも伸びる素質がある楽しみな選手」と評価した。

チームは準決勝に進出。次の相手は、昨年まで夏の甲子園4年連続出場の前橋育英。昨秋県大会の準決勝で敗れた因縁の相手でもある。下は「群馬を優勝する上で必ず通らなければならない道。優勝するために次の一戦必ず勝ちたい」と力を込めた。