福岡大大濠は東海大相模(神奈川)に完敗し、過去最高の8強超えはならなかった。

この日の先発は、ここまで2戦計278球を投げているドラフト候補のエース左腕・毛利海大投手(3年)ではなく、背番号10の馬場拓海投手(2年)。上半身を大きく後ろにひねり投げるトルネード投法で立ち向かった。

だが、2ランを浴びるなどで2回途中4失点で降板。毛利が緊急マウンドに上がった。それでも強力打線を封じられず、さらに4点を失った。毛利は「東海大相模さんに持ち味の真っすぐをはじき返された。真っすぐの力をつけて夏また戻ってきたい」と話した。

打線も相手のエース左腕・石田隼都投手(3年)を打ち崩せず3安打無得点で14三振を喫した。

八木啓伸監督(43)は「石田投手レベルを打てないと。打撃はあらためて強化しないといけないと思った」と振り返った。