第103回全国高校野球秋田大会の組み合わせ抽選会が24日、秋田市内で行われた。7月9日に4球場で開幕し、43校41チームが参加する。決勝は同22日にこまちスタジアムで開催され、準決勝前日の同19日、決勝前日の同21日は健康管理日。現状では有観客の予定で1、2回戦は生徒と保護者のみ、全試合が同スタジアム開催となる3回戦以降は一般客の入場も認める方針だ。

今春県王者で第1シードのノースアジア大明桜は同11日の2回戦で能代と初戦を戦う。今秋ドラフト候補の最速153キロエース風間球打(きゅうた、3年)ら強力投手陣を擁する。中井稜貴主将(3年)は「去年の夏は優勝したが、甲子園に出られなかったので、『今年こそ』という気持ちは強い。優勝を目指し、ピッチャーに頼らず打撃で勝ちたい」と語った。

今春県準Vで第2シードの秋田中央も同11日の2回戦で登場。能代工と能代西が4月に統合し、現校名初出場の能代科学技術と対戦する。野呂田漸(ぜん)主将は「おととしは甲子園に行き、去年は2回戦で負けて、最高の瞬間とどん底を知っているのは自分たちの代だけだと思う。どん底よりは最高の方が絶対にいいので、今年は甲子園に絶対に行きたい」と力を込めた。【山田愛斗】