神戸国際大付(兵庫)の中軸が決戦できっちり仕事をした。

暴投で勝ち越しを許した直後の3回2死二、三塁。5番・武本琉聖内野手(3年)が初球の甘い変化球を捉え、右翼席へ逆転3ランを放った。ガッツポーズでダイヤモンドを回り「何としても1点をとって投手を援護したかった。逆転の3ランになってよかった」と胸を張った。

5回1死二塁では4番・西川侑志捕手(3年)が左翼へ2ランを運んで突き放した。西川は「優勝したことは素直にうれしいが、春に大敗したのでやり返すことに照準を合わせていきたい」とリベンジに燃えた。

8月9日の甲子園大会開幕に向けて、青木尚龍監督(56)は「投手力含めてもっと練習しなければいけない」と気を引き締めた。