春夏甲子園初出場の東北学院(宮城)が優勝候補の愛工大名電(愛知)を破る金星を挙げた。仙台育英が4回戦で姿を消した波乱の宮城大会を制した勢いで甲子園初勝利をゲットした。渡辺徹監督は開口一番「信じられません」とインタビューにこたえた。

3回裏、2死満塁から山田将生外野手(3年)の走者一掃の適時二塁打で3点を先制。4回に1点を返されたが、5回2死二塁から木村颯汰内野手(3年)の適時打、山田の適時三塁打で2点を加え5-1と突き放した。

守っては187センチ、88キロの大型右腕・伊東大夢(3年)が気迫あふれる投球。角度ある140キロ台の直球とスライダー、チェンジアップを丁寧に低めに集め3失点に抑え逃げ切った。

愛知大会準決勝でセンバツ4強の中京大中京を破った愛工大名電は悔しい初戦敗退。8回に田村俊介投手(3年)の特大のソロ本塁打で2点差に迫ったが、最後まで流れを呼び込めなかった。

東北学院は2回戦で松商学園(長野)と対戦する。

◆東北学院(初出場) 1886(明治19)年「仙台神学校」として発足。その後、1891(明治24)年、「東北学院」と改称。生徒数は945人。野球部は71年創部。部員数は68人。甲子園出場は今年が春夏通じて初。主なOBに西武本田圭佑。所在地は仙台市宮城野区小鶴字高野123番1。阿部恒幸校長。