浦和学院が1点差で逃げ切り、5年ぶり18回目の関東大会出場を決めた。

決勝進出も、5年ぶり18回目。夏の甲子園後から指揮をとる森大監督(30)は「やっぱり、勝つのって大変だなと思いました」と振り返った。

エース宮城誇南(こなん)投手(2年)が、2日連続で先発。前日の準々決勝大宮東戦では、立ち上がりに相手打線につかまった。その反省をふまえて「自分は、初回がいいと波に乗れるタイプなので、今日は初回にこだわって気持ちは120%で投げました」と3者凡退に仕留めた。

1点差まで迫られたが、9回2死二塁のピンチを抑え、やっと笑みを浮かべた。公式戦は初完投で「疲れは多少あるけど、まだまだ全然大丈夫です」。甲子園から戻り、完投する体力をつけるため合計1000球の投げ込みをするなど練習を積み重ねてきた。「完投できたことが、成果だと思います」と手応えをつかんだ。

関東大会に向けては、「春の関東大会で、レベルの高さを感じた。関東も1戦必勝でいきたい」と意気込んでいた。