履正社は大阪桐蔭との接戦に敗れ、3位決定戦から19年秋以来2年ぶりの近畿大会出場を目指すことになった。

打線が2度追いつきながら、打ち勝つことはできなかった。

先発の増田壮投手(1年)が7回途中を投げ10安打5失点で降板。2番手の今仲巧投手(1年)がその後を無失点に抑えたが、大阪桐蔭の前田から7安打で3得点と打ち崩すことができなかった。

試合後、岡田龍生監督(60)は「もうちょっと打ちたかった。やっぱり打たな勝たれへんな」と振り返った。昨年は3位決定戦で公立の山田に1-2で敗れており、「去年のこともあるし、もう1回頑張ってやる」と気を引き締めた。

岡田監督は来春4月から母校の東洋大姫路の新監督に招へいされる予定。激戦の大阪で、大阪桐蔭としのぎを削ってきた。ライバルに対して岡田監督は「どうやって倒そうかと思ってやってきた。圧倒的に負けてきましたが、いろいろ勉強させてもらいましたし、監督としての積み重ねをさせてもらった」と数々の経験を思い返した。

9日の3位決定戦では星翔と対戦する。近畿大会出場へ負けられない戦いだ。