今春、センバツ出場の木更津総合に、新戦力が加わった。

4回2死一、三塁。打席には6番で先発出場の1年生・羽根徹平内野手。カウント2-1から内に入ったスライダーを振り切り、レフト線を破る先制の適時打を放った。「ちょっと差し込まれたんですが、しっかり振り切れたのでよかったです」と話した。

中学時代は木更津リトルシニアで3番、捕手として活躍。東関東選抜チームにも選ばれ久米島メモリアルカップで優勝を果たした。身長169センチ、84キロで、とても1年生とは思えない風格を漂わせる。木更津総合入学後は三塁に挑戦。「三塁はまだ慣れていませんが、試合に出られるなら頑張りたい」と力強い。「最近は、少し声も出せるようになりました」と、初々しい笑顔を見せた。

五島卓道監督(67)は「(羽根は)練習の内容もいい。しっかりアピールしてくれる。1年生がこうして打ってくれるのは、チームにとって活性化になります」と評価。先発の越井颯一郎投手(3年)も「頼りになる1年生。新戦力と言われているので、もっと伸び伸びやってもらえるように、声をかけていきたい」と期待した。

センバツは2回戦敗退と、悔しい敗戦を経験した木更津総合。新戦力を加え、夏へパワーアップしている。