18年夏以来の甲子園を狙う日大三が、7回コールド勝利で、初戦を突破した。

初回に幸先よく3点を先制したが、その裏2死一、二塁のピンチを迎えると、先発の背番号「1」左腕・松藤孝介投手(3年)が、野手の入っていない二塁へけん制悪送球。中堅手も後逸し、2点を許した。

嫌な流れが立ちこめたが、3回に村上太一外野手(3年)の左前適時打、4回には富塚隼介内野手(3年)の左翼線適時二塁打などで、着実に加点。6回に5点、7回に4点を挙げ、7回コールドで初戦突破を決めた。

終わってみれば14安打15得点での快勝。小倉全由監督(65)は開口一番「やっぱり嫌ですね。夏の初戦は」と話し、序盤は選手たちに硬さがあったと振り返った。それでも、「失敗してもみんなで助け合ってやっていけばいいじゃないか」と声をかけ、中盤以降は主導権を握って試合を優位に進めた。「今日のことは反省して、また次に向かって、元気を出して切り替えながらやっていけばいい」と、温かいまなざしで次戦を見据えた。

日程が順調に進めば、19日にスリーボンドスタジアム八王子で、明星学園との4回戦に臨む。

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