堀越は、7回コールドで準々決勝敗退となった。小田川雅彦監督(66)は「チームを改革して、粘り強く勝ち上がってきた3年生に感謝したい。最後は(コールドで)試合にならず残念でした」と話した。

3回1死満塁のピンチで、背番号10の本格派右腕の加藤宇(そら)投手(3年)が今夏初のマウンドへ向かった。前日まで体調不良で調整不足だったが「いくしかないと思った」と腹をくくった。

神宮のマウンドで、思いきり腕を振った。1死満塁から、5番打者を145キロ直球で空振り三振。しかし続く打者に死球を与え、さらに2死満塁で甘く入った直球を痛打され本塁打を許した。「力の差を感じました。さすがだなと思った」と3回2/3を被安打3の2失点だった。

神宮で自己最速の146キロをマーク。「スプリットで三振も取れたのでよかった」と手応えもあった。大学へ進学し野球を続ける。「投げたいところに投げられる投手になりたい」と目標を掲げた。