センバツ優勝校の大阪桐蔭が、夏の甲子園優勝校の仙台育英(宮城)に競り勝った。今秋ドラフト候補で先発の川原嗣貴投手(3年)は140キロ台後半の速球やカットボールなどを生かして9回1失点完投。「野球は四球からリズムが崩れます。無四球で終われたのが自分のなかで、一番良かった」と振り返った。

阪神のドラフト1位候補に挙がる松尾汐恩捕手(3年)は2安打。8回は痛烈な左前打を放った直後、単独スチールに成功。そのあと、貴重な3点目のホームを踏み、勝利に貢献した。松尾は「この大会にかけているものがある。一番強いのは大阪桐蔭だと世間に伝えないといけない」と気合十分だ。8月、夏の甲子園は優勝候補筆頭だったが、準々決勝で下関国際(山口)に敗北。悔しさをバネに、真の強さを見せつけた。昨秋の明治神宮大会、センバツに続く「3冠」を狙いに行く。

▽大阪桐蔭・西谷浩一監督(仙台育英に勝利) 3年生のチームらしく、ここ1本が出て粘り抜いた。しぶといチーム。(川原は)完投させるつもりはなかった。代えようか、と聞いたけど、全然って感じ。これは代えると怒るなと思った。