注目の2年生スラッガーで、高校通算93本塁打の佐々木麟太郎内野手を擁する花巻東（岩手1位）は、来春のセンバツ出場が絶望的となった。秋季東北大会2連覇を狙ったが、初戦で鶴岡東（山形2位）に3－8で敗れた。
花巻東は同点の3回、4番千葉柚樹内野手（2年）が、左越えに勝ち越し2ランを運んで2点をリードする。しかし、4回、鶴岡東に三ゴロの間に1点をかえされると、5回には適時打2本で3点を奪われ、2点を追う劣勢に。7回にも無死満塁から3失点。打線は計5安打と沈黙して反撃はならなかった。
佐々木麟は「3番一塁」で出場。1回の第1打席は見逃し三振、3回の第2打席は見逃し三振、5回の第3打席は二ゴロ、8回の第4打席は二ゴロで4打数無安打に封じられた。
花巻東は今春のセンバツに出場し、1回戦で市和歌山に4－5で敗れた。来春のセンバツで東北の一般出場枠は例年の「2」から「3」に拡大されたが、同校初の2年連続春の聖地は極めて厳しい状況となった。
