今夏甲子園4強で昨秋の東北大会準優勝の聖光学院(福島1位)が、2年連続の4強入りを決めた。延長11回の末、由利(秋田2位)に3-2でサヨナラ勝ち。この1勝で2年連続のセンバツ出場に1歩前進した。

0-2の8回2死二、三塁、4番杉山由朗捕手(2年)が起死回生の2点適時打を放って同点。2-2の延長11回1死満塁、1ボールから2番緑川竣風(しゅんた)内野手(2年)がサヨナラスクイズを決めた。

試合後、斎藤智也監督は「今日の辛勝は何とか勝利に恵まれたわけですから。この前はひっくり返しての大味な試合で、今日はロースコアで1点を争う試合展開で、2つの極端な試合をしたことをプラスに考えて、次の試合を大事にいきたいと思います」と、準決勝(14日)の東北(宮城1位)戦を見据えた。