東北(宮城1位)が今夏の甲子園4強で昨秋の東北大会で準優勝した聖光学院(福島1位)に逆転勝ち。12年ぶりの決勝進出を果たした。

東北は2-2で迎えた8回1死一塁。1番金子和志内野手(2年)が左翼芝生席へ2ランを放つなど、この回打者一巡の猛攻で一挙4点を挙げ、勝ち越しに成功した。1点ビハインドの2回には4番佐藤玲磨外野手(2年)が同点ソロ。同1死で大竹響捕手(2年)が勝ち越しソロ。この試合計3発のアーチ攻勢で接戦をものにした。金子は「つなぐ意識で打席に立った。打った感触は最高でした」と笑顔で振り返った。

投げては3投手の継投策で2失点にまとめた。背番号「1」、ハッブス大起投手(2年)は2回から2番手で登板し、6回を5安打1失点の好投。5回に無死一、三塁のピンチを招いたが、後続を空振り三振、遊ゴロ併殺に打ち取り、最大のピンチを無失点で切り抜けた。

来春センバツ選考の重要度がもっとも高い準決勝を突破し、16年夏以来となる甲子園出場に大前進した。決勝は明後日16日、仙台育英(宮城2位)と能代松陽(秋田1位)の勝者と激突する。金子は「優勝すれば明治神宮(大会)もあるので絶対に勝ちたい」と意気込んだ。

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