第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場校が27日、決まる。記念大会のため、例年よりも4校多い36校(一般選考枠32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校)が発表される。一般選考枠の選考で注目を集める地区の行方を、21世紀枠も含めて占った。

【21世紀枠】

東日本から1校、西日本から1校ずつ選び、残り1校は地域に関係なく選出される。昨秋は県大会準優勝し、東北大会でも8強入りした由利、創立98年の進学校で文武両道の石橋は16、20年に続く候補入りとなり“三度目の正直”での初出場なるか。

【東北地区】

昨秋東北大会優勝の仙台育英は当確。昨夏、東北勢として初めて甲子園を制し、投手王国として甲子園連覇の期待もかかる。準優勝の東北も決定的で、3校目は、準決勝で仙台育英に1-2で負けた能代松陽が有力。

【関東・東京地区】

関東からの5校目は、投打で力のある作新学院が最有力と見られる。最後の1枠となる7校目を、関東と東京のどちらから選ぶかが争点になる。関東8強の横浜、東京準優勝の二松学舎大付に加え、準決勝で東海大菅生に2-3の1点差で敗れた日大三も浮上する可能性がある。選考ガイドラインには、今年から地域性や試合内容も重視すると明記され、関東4強に残らなかった埼玉勢を推す声も挙がるか。

【近畿地区】

一般枠に加え、大阪桐蔭が昨秋の明治神宮大会で優勝したため1枠増えて7枠だが、激戦となっている。4強は順当で、残り3枠。19年夏に甲子園Vの実績がある履正社は、投打のバランスがいい。高い投手力を誇る彦根総合は、初の甲子園出場なるか。さらに社、高田商も力がある。

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