彦根総合が初の甲子園出場を決めた。昨秋の近畿大会準々決勝で大阪桐蔭に惜敗。左腕エース野下陽祐投手(2年)を筆頭に3投手を擁し、抜群の投手力を武器に大舞台に乗り込む。

公立校の北大津(滋賀)を6度甲子園に導いた宮崎裕也監督(61)が20年に顧問に就任し、改革をけん引した。「真っ白からスタートする」と、21年の監督就任時に白と黒を基調にするシンプルなユニホームに変更。「滋賀の中学校は全てまわった。1日600キロ走った日もあった」と、自ら和歌山や京都北部、岐阜などの中学生の視察にも力を入れてきた。

エース野下も「最初から全力で行って、あとの2人に任せる」とナインとのチームワークを強調する。宮崎監督も「出場を通過点にしないと壁になる。やるからには優勝を目指す」ときっぱり。昨年センバツで県勢初の決勝を進出を決めた近江に負けない活躍を誓った。

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