今夏限りで退任する大体大浪商(大阪)四田勝康(しだ・よしみち)監督(66)は「50年野球に携われて、野球人として幸せ」とすがすがしかった。

「大阪桐蔭の打線を封じるのはストレートと縦の変化球」と判断し、1年生の高原雅幸投手を今大会初登板初先発で抜てき。初回に失策が絡んで3失点と思惑通りに進まなかったが「彼らの100%を出し切ってくれた」。09年からの監督生活を終え「17歳、18歳の夏も、60歳の夏も一緒ですね」と晴れやかだった。