履正社が7回コールドで8強に進出した。2-2の同点とした4回に「1番・遊撃」の矢野塁内野手(1年)が左翼に2ラン本塁打を放ち、これが決勝打になった。矢野は初回の内野安打と6回の右二塁打を含む3安打の“サイクル未遂”でチームの勝利に貢献した。

初回に関大北陽に2点を先制されたが、直後に近沢賢虎外野手(2年)の適時打で1点を返した。1-2の4回に、先発の高木大希投手(2年)の右適時三塁打で追いつき、矢野の決勝弾につなげた。

6回に2点、7回に3点を奪い、コールド勝ち。最速147キロ右腕・高木が、立ち上がりの失点後は、得点を与えなかった。粘投したエースは投打で存在感を示した。