履正社(大阪)が花巻東(岩手)を7回コールドで下し、初戦突破を決めた。

先発したプロ注目の快速球左腕、福田幸之介投手(3年)が「麟太郎封じ」を演じた。初回無死一塁から迎えた第1打席。高校通算140本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎と対峙(たいじ)した。初球、146キロ直球で遊ゴロ併殺斬り。続く、3回の第2打席。投じた6球すべて直球の真っ向勝負で挑んだ。フルカウントから最後は自己最速タイの151キロでバットの空を切らせた。第3打席では四球を与えるも、2打数無安打に抑えた。5回を7安打1失点でマウンドを後にした。

バットでは2点リードの4回に右中間へのソロ本塁打を放ち、NPBスカウト9人以上が見守る中、投打で躍動した。