ソフトバンク小久保裕紀新監督(52)が、ドラフト1位で交渉権を獲得した大阪桐蔭・前田悠伍投手(3年)を絶賛した。「高校生の中では断トツNO・1という評価と聞いています」。甲子園には2年春夏、3年春の3度出場。昨春のセンバツでは2年生ながらエース格として圧倒V。今春は本調子でないながらベスト4。明治神宮大会もフル回転で連覇した。U18日本代表でもエースだった。

さらに小久保監督はプロ1年目からの飛躍も期待した。「既往歴もなく球団がしっかり管理した中でゴーサインが出れば、1年目の後半(にデビュー)ということも十分考えられる。焦らせることはないけど、1年目だからといって1年間は体づくりというタイプの投手ではない」。高卒1年目デビューの可能性も示唆した。

初めに指名した国学院大の武内夏暉投手(4年=八幡南)は抽選の結果、西武に交渉権を渡したが、2度目の前田指名で日本ハム、楽天との競合を制した。