四国王者の高知が中国王者の広陵(広島)に惜敗し、初戦で姿を消した。
初回に先頭打者の長打と失策で1点を失い、3回も2本の被安打に捕逸で2点目を失った。8回に敵失がらみで1点を返したが、9回に広陵に3点目を奪われ、僅差で敗れた。浜口佳久監督(49)は「これぐらい強い、いいピッチャーというのが…。甲子園で勝ち抜くには、そういうピッチャーもしっかり打てるようにならなきゃいけない。もちろん、もう1回守備力を上げながら打撃強化。この夏に行くにはそれが必要じゃないかなと思います」と相手エースの高尾響(3年)の投球をたたえた。
一方で、自軍の投手2人も踏ん張った。先発のマウンドに送った辻井翔大投手(3年)は4回2失点。5回から救援した平悠真投手(3年)は5~8回の広陵の攻撃を無安打無得点に封じた。浜口監督は「辻井はちょっと甘く入ったところもあって。寒さもあって手がかじかんでいたのもあったと思うんですけど。気持ち的に本当にいいピッチングができていた。十分な強気のピッチングをしなさいということだったので、良かったなと思います。平は劣勢の場面でつないでくれて、リズムを作ってくれた」と感謝。雪が舞う中で工夫しながら投げた辻井、終盤8回に反撃への流れを作った平をねぎらった。
平は辻井の存在について「あまり中学校の時とかは野球も好きじゃなくて、あまり野球の練習とか努力とかをしていなかった。高校に入って『行けるやろ』みたいな感覚でいったら、やっぱり翔大が活躍したりして焦りもあって。努力しなければいけないという気持ちになったのは翔大の存在が大きいです」と認めた。2人の継投で甲子園まで勝ち上がってきたが「お互い反省点が出た試合。そこを埋めていって、もっと2人でレベルアップして、夏に帰ってきて、もう1回広陵と当たるんだったら抑えたい」と夏への思いも語った。

