日本航空石川が初戦で惜敗した。

先発左腕の猶明光絆(ゆうめい・こうき)投手(2年)は5回まで無失点投球を続けるも、6回に四球にボーク、犠打で1死三塁とされ、常総学院の4番武田に先制犠飛を打たれた。

打線は8回まで得点圏を3度作ったものの決定打が出ず、9回も1死一、三塁したが、最後は併殺打でゲームセットになった。

石川・輪島市にキャンパスを構える同校は、元日の能登半島地震で被災。この日は登板がなく、8回表の伝令のみだったものの、背番号19の福森誠也投手(3年)らは避難所生活も経験している。

チームは系列校がある山梨県内に拠点を移し、センバツへの調整を進めた。今後は東京・青梅市にある明星大のキャンパスに学校機能が27年3月末まで臨時移転することが決まっており、日本航空石川の野球部員たちも拠点を青梅へ移す。

◆神宮枠最少失点 神宮大会枠により選出された日本航空石川が1失点で惜敗。同枠の出場校は通算27試合目(6勝21敗)だが、1失点は07年室戸(高知)の○2-1報徳学園(兵庫)、○4-1宇部商(山口)、08年宇都宮南(栃木)の●0-1八頭(鳥取)に並ぶ最少だった。

◆無失策試合 常総学院-日本航空石川戦で記録。今大会2度目。

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