星稜(石川)が八戸学院光星(青森)との接戦を制し、準々決勝進出を決めた。2-2の同点で迎えた6回2死二塁から、今大会初スタメンの背番号13、中島幹大外野手(3年)が相手左腕の洗平比呂投手(3年)が外角スライダーに食らいつき、左前へのポテンヒットをマーク。二塁走者が生還し、これが決勝打となった。投げてはエースの佐宗翼投手(3年)が9回2失点の完投勝利を挙げた。

「石川県、負けないぞ」を合言葉に踏ん張った。直前の第1試合では同じ石川県代表の日本航空石川が常総学院(茨城)に惜しくも敗れた。星稜・山下智将監督(42)は「石川県が2校負けるわけにはいかない」とベンチでナインを鼓舞し、勝利につなげた。芦硲晃太主将(3年)は日本航空石川について「ライバルであり、石川県を選手代表とした仲間なんで、その分もshっかり自分たちが受け継いで、まず次の相手をしっかり倒して絶対優勝できるようにしたい」と力を込めた。

能登半島地震で被災した地元石川に、元気と勇気を届ける白星をつかんだ。

◆石川県勢8強 星稜が県勢で春9度目の8強。過去8度の準々決勝は勝利がなく、星稜も松井秀喜(元ヤンキース)らの92年から4連敗中だが、鬼門突破なるか。

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