オリックス吉田輝星投手(23)が、ノースアジア大明桜(秋田)との強豪対決を制した母校・金足農の戦いぶりに「甲子園観戦」への夢をふくらませた。
10日の試合は本拠地・京セラドーム大阪で観戦。吉田自身も18年夏の秋田大会決勝でノースアジア大明桜を倒し、甲子園準優勝につなげた。決勝で投げ合ったのが今のチームメートの曽谷で、10日は肩を並べて後輩たちの戦いを見守った。
「『負けた方が坊主な』とか言いながら見ていましたけど(笑い)。でも良かったです。初戦で多分一番強い相手だったんで、そこに勝てたのはすごく大きい。そのままの勢いで優勝してほしいです」と喜んだ。
10回を投げ抜いた弟大輝(2年)の投球には「いいピッチングしたんじゃないですか」と先輩エースとしてねぎらい。「抽選で対戦相手が決まった時に『明桜とやることになった』と連絡が来たんで『頑張ってね』と。さっきも試合が終わってすぐに連絡が来て『勝ったぞ』と。『おめでとう』と送りました」と兄の顔になった。
7歳違いの弟は「昔から僕とは違うかなというような話はよくされていて、なんか結構優しめというか。でも野球をやっている姿を見ていると感情出したりもしますし、たくましくなったんじゃないですか」と成長を感じ取った。
そんな弟に、かなえてほしい夢がある。チームメートとともに「カナノウ旋風」を巻き起こし「聖地の申し子」のイメージも強い吉田だが、実は甲子園で観戦経験がない。「甲子園で野球を見るのがちょっとした夢なので、僕の夢をついでにかなえてほしい。マジで見たいです。本当に応援しています」と真剣なまなざしでエールを送った。

